洗浄
いすゞ
トラック
フォワード
【DPDマフラー洗浄】いすゞ フォワードの目詰まりを解消|2024最新版
目次
※写真はイメージです。
良質な大型ディーゼルエンジンが特徴の、いすゞフォワード。 ボディタイプも豊富で、多彩な輸送に対応可能です。 運転以外にも伝票整理や車内業務など、さまざまな時間を効率的に過ごせるよう、収納装備や操作装備が揃っています。 DPFドットコムでは、いすゞのリビルトDPFマフラーのお問い合わせやご注文を多くいただいております! 今回は、フォワード85式の洗浄記録になります。
・メーカー:いすゞ ・車種:フォワード ・純正品番:8-97608-057-3など ・適合型式:PKGなど |
DPFマフラー分解洗浄のメリット
分解洗浄には3つのメリットがあります。 1.内部の汚れも洗い流すことができる 2.洗浄で効果がでるか適切な判断ができる 3.洗浄前後でDPFマフラーの成分を測定できる DPFマフラーは分解しなくても洗浄可能です。 しかし、分解しないと下記のような不安が残ります。 ・内部の汚れを除去できない ・内部の破損や状態がわからない ・性能に関わる成分の検査が適切にできない 上記の分解洗浄のメリットについて解説します。
DPDマフラー洗浄事例
①分解
こちらが、フォワードのDPDマフラーになります。
まずは、施工前点検を行います。 DPFフィルター、外観に破損がないかを確認します。
施工前点検で異常がなければ、フランジを分解していきます。
分割するとこの様な状態になります。 真ん中がDPFフィルター、右側が酸化触媒になります。
分解後、遮熱カバーを取り外します。 遮熱カバーを外すとこのような状態になります。
②予備洗浄
洗浄前に詰まり具合を確認します。 表面近くに詰まっていた煤(スス)が出てきます。
洗浄機によって、表面にあった汚れが洗い流されていきます。
③目詰まり検査
ある程度詰まりが取れたら、水の通り具合、飛び方を確認します。 通水検査によって、フィルタ内部の溶損がないかを判断していきます。
下記の写真のように、溶損していたり、アッシュや煤(スス)が詰まっていると水の通りが悪くなります。 >>溶損に関してはこちら<<
続いて、通光検査・通針検査・通風検査を行います。 目詰まり検査4項目をクリアしたDPFフィルターのみ、洗浄可能となっております。 各工程で確実な点検を行っております。
④側面洗浄
特殊洗浄機を用いて、錆や汚れを落としていきます。
錆や汚れが落ちて綺麗になった写真です。
⑤内部洗浄
高圧洗浄機で内部に詰まっているアッシュを砕きます。 砕いたアッシュを反対側からしっかりと洗い出します。 汚れの程度によって、洗浄時間が変わってきます。
この灰色の粒状の塊がアッシュになります。 アッシュは、不完全燃焼の排出ガスが内部に残留して凝固された状態になったものです。 DPF再生で焼いて分解することが出来ないため、DPFマフラーの使用期間が長ければ長いほどアッシュが多く溜まっている傾向があります。
時間をかけて洗浄していき、DPFフィルターの中に詰まっていたアッシュが無くなりました。 DPFフィルターから抜けて出てきた、水も綺麗になっています。
特殊洗浄を終えた写真になります。 真ん中がDPFフィルター、右側が酸化触媒になります。
⑥白金含有量測定
切断・洗浄後に、酸化触媒に含まれる白金含有量の測定を行います。 基準をクリアした酸化触媒のみ製品として扱っております。
⑦乾燥
洗浄工程が完了したら、室内100℃の乾燥室に3日間入ります。 DPFフィルター内部に水分が残ると故障の原因になりますので、しっかりと乾燥をさせます。
⑧組み上げ
組み上げる前に遮熱カバーを取り付けます。
遮熱カバーを取り付け後、組み上げます。
差圧パイプをステーに固定して、組み上げの完了です。
⑨塗装
フランジや遮熱カバーから出ている部分を塗装していきます。 ※洗浄をして状態が良く、きれいなものに関しては塗装をせず、そのままお返しする場合もあります。
塗装をして綺麗になった状態です。
⑩梱包・発送
組み上げ完了後、丁寧に梱包をして発送いたします。
最後に
フォワードの洗浄作業工程はいかがだったでしょうか? 弊社のDPF洗浄は、特殊洗浄を用いた完全オーバーホール洗浄で対応いたしております。 また、DPFを新品に交換するとなると20万円以上の見積もりになる場合もあります。 弊社の洗浄では基本料金82,000円(税別)で、往復送料込みになります! DPFマフラーの不調でお困りの方は是非、DPFドットコムへお問い合わせ下さい。