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【DPRマフラー洗浄】日野 レンジャーの目詰まりを解消(形状違い)|2025年最新版
目次

日野「レンジャー」は燃費性能において、燃料を少しでも節約したいというドライバー向けに開発された車輌となっております。
初代から現行まで人気の根強いレンジャーは、外見だけでなくDPFマフラーの形状も、年式やエンジン型式によって異なります。
今回はFC9型の洗浄工程を紹介していきます。
メーカー |
日野 |
---|---|
車種 |
レンジャー |
型式 |
TKG,SKGなど |
DPFマフラー分解洗浄のメリット
分解洗浄には3つのメリットがあります。
DPFマフラーは分解しなくても洗浄可能です。
しかし、分解しないと下記のような不安が残ります。
・内部の汚れを除去できない
・内部の破損や状態がわからない
・性能に関わる成分の検査が適切にできない
上記の分解洗浄のメリットについて解説します。
DPFマフラー洗浄事例
①分解
こちらがレンジャーFC9型のDPFマフラーになります。

まずは、施工前点検を行います。
DPFフィルター、外観に破損がないかを確認します。


施工前点検で異常がなければ、遮熱カバーを取り外していきます。


遮熱カバーを外すと、このような状態になります。

続いて、切断箇所のマーキング後にDPFマフラー本体を切断していきます。
DPFマフラーの個体差や使用環境によっては、酸化触媒やDPFフィルターが多少ずれていることもあるので、慎重に切断していきます。

真ん中が酸化触媒、右側がDPFフィルターです。
煤(スス)でDPFフィルター表面が目詰まりしています。
汚れがひどい場合は、下記の写真のように酸化触媒も煤(スス)で真っ黒になります。

②予備洗浄
洗浄前に詰まり具合を確認します。
表面近くに詰まっていた煤(スス)が出てきます。

表面にあった汚れが洗い流されています。

③目詰まり検査
ある程度詰まりが取れたら、水の通り具合、飛び方を確認します。
通水検査によって、DPFフィルター内部の溶損がないかを判断していきます。


続いて、光検査・通針検査・通風検査を行います。
目詰まり検査4項目をクリアしたDPFフィルターのみ、洗浄可能となっております。
各工程で確実な点検を行っております。



④側面洗浄
特殊洗浄機を用いて、錆や汚れを落としていきます。


錆や汚れが落ちて、綺麗になった写真です。

⑤内部洗浄
高圧洗浄機で、内部に詰まっているアッシュを砕きます。
砕いたアッシュを反対側からしっかりと洗い出します。
汚れの程度によって、洗浄時間が変わってきます。


このオレンジ色の棒状の塊がアッシュになります。
アッシュは不完全燃焼の排出ガスが内部に残留して、凝固された状態になったものです。
DPF再生で焼いて分解することが出来ないため、DPFマフラーの使用期間が長ければ長いほど、アッシュが多く溜まっている傾向があります。

時間をかけて洗浄していき、DPFフィルターの中に詰まっていたアッシュが無くなりました。
DPFフィルターから抜けて出てきた、水も綺麗になっています。


特殊洗浄を終えた写真になります。
真ん中が酸化触媒、右側がDPFフィルターになります。

⑥白金含有量測定
洗浄後に、酸化触媒に含まれる白金含有量の測定を行います。
規定値を超える酸化触媒のみ、製品として扱っております。

⑦乾燥
洗浄工程が完了したら、室内100℃の乾燥室に3日間入ります。
DPFフィルター内部に水分が残ると故障の原因になりますので、しっかりと乾燥をさせます。

⑧溶接・組み上げ
DPFマフラーを切断して、酸化触媒とDPFフィルターに分解したため、溶接で組み直していきます。
資格保有者が確実な施工を行います。

溶接が終わりましたので、遮熱カバーの取り付けをします。


組み直したDPFマフラーの写真になります。

⑨完成~発送
組み上げ完了後、丁寧に梱包をして発送いたします。



最後に

レンジャーの洗浄作業工程はいかがだったでしょうか?
DPFドットコムでは特殊洗浄を用いた完全オーバーホール洗浄で対応いたしております。
またDPFマフラーを新品に交換するとなると40万以上の出費になる場合もございます。
DPFドットコムの洗浄では82,000円(税別)で往復送料無料となります!(※離島除く)
DPFマフラーの不調でお困りの方は是非、DPFドットコムへお問い合わせください!