本日はプロフィア(新長期)のDPRマフラー洗浄をご紹介!
平成24年あたりから適用されている車種かと思います。
丁度この頃から、排気ガスをもっともっと綺麗にしよう!という事で、アドブルーシステムが適用されると共にSCRマフラーが導入されました。
DPRのマフラーの浄化されない(燃焼しきれない)とのことでご注文を頂きました。
燃焼できない=DPRが燃焼できる環境が整っていない
という事になるかと思います。
補足:DPRというのは、エンジンから出た排気ガス(PMなど)を燃焼しクリーンな空気を排出することのできる装置
DPRが詰まると、空気の通り道が遮断されている状態になります。こうなると、インジケータランプが点灯してエンジンチェックランプが点灯します。
エンジンの故障・その他関連部品の故障を引き起こします。必ず、定期的な洗浄をオススメします。
プロフィアのような10tクラスの車両では、DPRの交換費用は50万~100万円ほどの掛ってしまいます。しかし、DPFドットコムでは、10万円(税別)で洗浄をさせていただいております。DPRは交換するのではなく洗浄することで触媒の本来の役割を取り戻すことができます。
スペック
・メーカー:日野
・車種:プロフィア
・積載量10トン
・走行距離:30万キロ以上
・車両用途:ダンプ
本日のご依頼はこちらのDPRマフラーです。
出口は綺麗です!
表面がススで真っ黒になっているのが確認できます。
右側にススのかたまりと、アッシュのようなものがこびりついています。
解体編
ボルトが外してカバーをはがしていきます。
センサーも外していきます。
一体型のフィルターは、分解洗浄ができないため切断施工を行います。
酸化触媒とフィルターの間を切断していきます。
半分に割れました。
左が、フィルター
右が、酸化触媒
フィルターの入り口は、大量のススとアッシュで覆われています。
目に見えて排気が塞いでいるのが分かると思います。
まずは詰まり具合を確認するために、通水試験を行っていきます。
詰まりが酷過ぎて水を弾いてしまいます。
黒色の物質=煤(スス)
ピンク色の物質=アッシュ
このアッシュが、DPRマフラーのランプが点く原因です。
これを取り除いていきます。
洗浄編
今回は、洗浄の様子を見やすくするために、透明な洗浄曹をご用意しました!
洗浄液に浸漬します。
DPFドットコムオリジナルの洗浄剤は、アッシュと煤(スス)を溶かして剥離させる効果があります。
DPRマフラー専用の洗浄剤をご紹介!!!
洗浄剤に浸漬させて1分後に、煤(スス)とアッシュが溶け出しているのが分かるかと思います。
洗浄液に浸漬させて2時間が経過しました。
底に溜まっているのが、アッシュと呼ばれる成分です。
マフラーの詰まりの原因です。
ちょっと引いて撮影してみました。撮影者も驚く程アッシュが堆積しています。
特殊な洗浄剤はアッシュを溶かす能力があるため、雪の様にアッシュ が溜まっています!
洗浄剤で溶け出したアッシュが全て除去するために、圧力洗浄を行っていきます。
汚れを押し出すイメージなので、圧力が低めの洗浄です。
後半の仕上げの工程では、人間の手で丁寧に洗浄を行っていきます。
画像では分かりづらいかと思いますので、今回は動画をご用意しました!
洗浄動画はコチラ
※音量にご注意ください!!!
仕上げ編
最終確認のため、通水確認を行っていきます。
綺麗な水しか出なくなり、水の通りも抜群に改善されました。
一切アッシュや煤(スス)がでなくなったところで洗浄は終了です。
直接性能には関係ありませんが、フランジとの接地面やガスケットがあたる部分は、丁寧に研磨していきます。
ピカピカに綺麗になりました。
丁寧にエアーブローをして水分を飛ばしていきます。
さらに、ジェットヒーターを使用して、徹底的に水分を蒸発させていきます。
溶接技術のあるスタッフが複数人在籍していますので、自社で溶接をおこなっていきます。
溶接が終わるとカバーを取り付けしていきます。
塗装処理を行っていきます。塗装で見た目が綺麗になるのはもちろんですが、防錆効果があるのでお客様に喜ばれています!
ちなみに、カラーはシルバーとブラックです。事前に言っていただけたら、カラーを選択する事もできます!
こちらが洗浄完了のDPRマフラーです。
いかがだったでしょうか。
通常では洗浄できないと言われている一体型のDPRマフラーも、切断洗浄を行うDPFドットコムでは洗浄をする事が出来ます。
新品交換するとと45万円以上するこのマフラーも、低価格で洗浄で再生が可能となっております。
ぜひ、この機会にDPFドットコムをご利用してみはいかがでしょうか。