【2024年3月30日更新】
DPFマフラーが詰まり整備工場やディーラーで点検してもらった際に、「アッシュが詰まっているよ」と言われたことはありませんか?
今回は、DPF専門店であるDPFドットコムがDPF詰まりの主原因であるアッシュについて下記の3点を解説していきます!
①アッシュとはなにか
②なぜできるのか
③どう対処していくのか
この記事では、少し詳しめに整備士目線での解説をしていきます。
是非参考にしてみてください!
ずばりアッシュとは…
エンジンオイルの燃えカスです。
上記の写真の様に、エンジオイルや添加剤の使用によってアッシュの色が変わってきます。
車種や走行距離によって形状が変わり、棒状や砂状など様々です。
アッシュと煤(スス)はまったくの別物です。
煤(スス)は添加剤・洗浄剤・DPF再生(DPF燃焼)である程度除去できます。
しかし、アッシュは添加剤・洗浄剤・DPF再生(DPF燃焼)では絶対に除去できません。
アッシュや煤(スス)の詰まりによるDPFフィルター機能の低下は排気の流れを悪化させ、「トルクダウン」「燃費低下」など様々なトラブルの原因になります。
②なぜアッシュができるの?
アッシュはエンジンオイルの成分の中にある金属製成分(リン・カルシウムなど)が燃え切らず鉄粉のようになり、DPFフィルターに溜まり凝固されることで生成されます。
エンジオイルを使用しなければアッシュは生成されません。
しかし、ディーゼルエンジンにエンジンオイルは必要不可欠ですので、アッシュが生成される事は避けることができません。
このエンジンオイルの燃えカスから生成されたアッシュが溜まり続けることで、DPFフィルターの目詰まりを起こします。
※エンジンオイルの性能にも差があり、成分バランスが悪いとDPFマフラーが早期に目詰まりを起こす可能性もあります。
③対処法
アッシュの対処法について紹介します。
1.分解洗浄でアッシュを根こそぎ洗う
2.アッシュが生成されにくいエンジンオイルを使用する
創業当初からアッシュ除去に正面から向き合ってきたDPFドットコムの見解になります。
是非参考にしてみてください。
1.分解洗浄でアッシュを根こそぎ洗う
分解洗浄とは、DPFマフラーを切断することで通常では洗浄できないところまで洗浄することを言います。
分解洗浄をすることで、非分解洗浄よりも確実にアッシュを取り切ります!
≫分解洗浄ってなに?メリットは?
分解洗浄をすることで厄介なアッシュを除去し、洗浄後の再生頻度を低下させることができます。
その結果、DPFマフラーを長く使用できるためメンテナンスコストを抑えることができます!
※動画で分解洗浄の解説
2.アッシュが生成されにくいエンジンオイルを使用する
アッシュが生成されにくいエンジンオイルは、「idemitsu AshFree」です!
「idemitsu AshFree」は、DPFの詰まりを軽減しメンテナンスコストを削減する、業界初の無リン無灰ディーゼルエンジンオイルです。
「idemitsu AshFree」を使用する主なメリットは下記の通りです。
・DPFの詰まりを軽減しメンテナンス頻度とコストを削減できる
・環境への影響を考慮した無リン無灰の配合により、環境負荷を減らしながらエンジンの性能を最大限に引き出すことができる
※参照
https://www.idemitsu.com/jp/business/lube/products/AshFree/index.html
車種毎のアッシュの違いについて
先程までアッシュについて解説してきましたが、肝心のアッシュを見た事が無い方が大半かと思います。
今回はその詰まりの原因「アッシュ」をメーカー車種毎に、洗浄記録写真として掲載しました。メーカーに問い合わせても開示してくれるデータでは無いので大変貴重なデータです。
是非、ご覧になって下さい。
日野 デュトロ
いすゞ ギガ
UD クオン
三菱ふそう ファイター
トヨタ コースター
一部、DPFマフラー内部から出ているとは思えないほどの写真があったかと思います。
全て洗浄中に除去したアッシュです。
メーカー毎に生成されるアッシュは全く別物であり、 DPFドットコムの洗浄方法もメーカー毎に変更を加えています。
DPFドットコムでは、独自の洗浄技術でアッシュを取り除くことが可能です。
エンジンの吹けが悪い・ランプが頻繁に点くなど、DPFマフラーの詰まりでお困りの方はDPFドットコムへ一度ご相談ください!