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DPFは分解洗浄!再生不良解消のためのDPFクリーニング法を解説!
目次
DPFドットコムでは一体型、分割型に関わらず、DPFを分解洗浄しています。
なぜ「DPF分解洗浄」なのか。
DPFドットコムがあえて面倒なDPFの分解を行う理由をご説明いたします。
アッシュ除去にはDOC(酸化触媒)が邪魔になる
分割型のDPFマフラーはボルトを外して分割することで、それぞれ単独部品での整備が可能になります。
しかし、一体型のDPFマフラーの場合は分割できない上、前後配管で径を絞っていたり、整流板などがあるため、このまま直接DPFを洗浄することは容易ではありません。
そして、特殊な場合を除いて、現在ほぼすべてのDPFマフラーが、
エンジン側から⇒酸化触媒(DOC)⇒DPF⇒SCRの順に触媒やフィルターを内蔵しています。
DPFの目詰まりを起こす主原因である、アッシュ(エンジンオイルの燃えカス)はフィルターのエンジン側に蓄積されていき、四角い棒状の固形物になります。
フィルターの止まり穴のエンジン側に蓄積されているので、エンジン側に取り出さない限り除去できません。
そのため、エンド側から洗浄を行うのですが、DPFのエンジン側にハニカム構造の酸化触媒(DOC)があることにより、アッシュ排出の邪魔になるのです。
アッシュは洗浄液により、ある程度もろくすることもできるのですが、すべてを完全に粉々にすることは難しいです。
洗浄水の色が無色透明になったとしても、酸化触媒(DOC)とDPFの間には固形のアッシュが取り残されている可能性が高いのです。
DPFは「両側」から洗浄しないとキレイに出来ない
DPFの洗浄はクセがあります。
しかし、どのDPFにも言える共通点が、両側から洗わないと綺麗に出来ないということです。
非分解での洗浄の場合、エンド側からの洗浄のみになりますが、経験上それだけでは完全なアッシュの除去は出来ません。
また、煤(スス)についても、薬液や洗浄水を弾く特性があり、非分解・非接触で完全な除去をするのは非常に困難です。
分解なしでDPF溶損の有無を確認できない
分解をする大きな理由の一つが「溶損」の特定です。
溶損は回復できないDPFの損傷のため、 DPFドットコムでは洗浄・リビルト作成前に必ず検査を行い、溶損があるDPFの再利用はしません。
お客様のDPF洗浄依頼の場合でも、DPF到着後、必ず検査を行い、DPFに溶損がみられる場合はリビルト品・オリジナル新品・新品DPF入れ替え、買取などのご提案をさせていただいております。
十分な乾燥が出来ない
DPF洗浄には大きく分けて
- WET洗浄(薬液浸漬や高圧水洗浄など・・・世界的にこちらが主流)
- DRY洗浄(ブロー&吸引や電気炉焼却・・・海外に多いようです)
の二種類があります。
DRY洗浄では黒煙分は処理可能ですが、基本的にアッシュの処理は出来ません。
そのような理由から、確実にアッシュまで洗い流すため、WET洗浄を行うのが主流です。
しかし、当然ながらWET洗浄には「濡れる」というデメリットがあります。
一体型DPFマフラーは閉鎖的な形状をしているため、非分解での乾燥は非常に困難です。
十分な乾燥ができないまま使用したり、保管していると、いくらステンレス製のケースとはいえサビが回りやすくなります。
サビによる歪みや穴が原因で排ガス漏れを起こすと、DPF内部温度が上がらず、自動再生に入れないなどの不具合の原因にもなります。
分解することで開口面積を確保して、しっかりと乾燥させることは非常に重要なことなのです。
分解洗浄のデメリット
分解洗浄のデメリットは時間がかかること!
しかし、DPFドットコムでは時間のために品質を置き去りにはしない!
そのこだわりを持って洗浄を行っております。
DPFの分解洗浄はDPFドットコムにお任せください!