トラックやバスには必要不可欠になったDPFですが壊れてしまった際には交換しなければなりません。でも交換部品って色んな種類があるけどどれを選べばいいの?
・新品
・中古品
・オリジナル新品
・リビルト品
なにそれ?そもそも聞いたことない言葉もあるよ。そんな方も多いと思います。この記事では上記5種類がそれぞれがどんなものなのか、どんな特徴があるのか。メリット・デメリットを徹底比較していきます!自分にはどの種類が合っているのか考えながら見てみてください!
目次
新品
1つ目は新品です。
その名の通り新しい真っさらの部品のことです。ただ新しいだけではなくメーカーが出している純正品というのがポイントです。他の部品もメーカーの純正品であれば、部品同士の相性もよく無駄な故障は避けれそうです。新しいものを使うと気持ちが良いですよね!
新品のメリット・デメリット
メーカーが出している純正品のまっさらな新品にデメリットなんかあるの?
もちろんあります。新品にデメリットが無ければみんな新品を購入しますよね。でも新品を買わない方がいるということは買わないと判断したデメリットがあるはずです。
メリットとデメリットを比較し、詳しく見ていきましょう!
新品にするメリット
- 品質・性能が良い
メーカーが出している部品になるのでもちろん品質・性能は良いです。メーカーの純正品同士なら相性もよく、もちろん誰も使ってない製品なので当分故障の心配は無さそうです。
- メーカーからの保証がついている
新品なので滅多にないとは思いますが、もし故障や不調が出てもメーカーからの保証があるので安心です。中古品など故障のリスクが高い部品に関しては保証がつかないケースがほとんどなので、新品の特権とも言えるでしょう。
- 査定に有利
売る際の値段は中古品で購入した物を売る際に比べもちろん高いです。メーカーが出しているという信頼面やメーカー人気、使用歴が浅いという面からも査定には有利になります。
新品にしたデメリット
- 費用が高い
新車と中古車で値段が違うように、中古品などに比べればもちろん高いです。やはり品質や性能を求めればその分値段は上がってしまいます。
- 部品の生産終了がある
生産開始からモデルチェンジを繰り返し型式が変わっていくと、古い型式の部品生産が終了することがあります。メーカーが抱えている在庫が無くなるともう二度とその部品を手にすることができなくなります。
中古品
2つ目は中古品です。
ご存知の通りすでに1度使用されている部品のことです。他の自動車の部品として使用されたものをそのまま引き継ぐことになるので故障のリスクは新品よりも高くなることが予想されます。
中古品のメリット・デメリット
中古品を購入するデメリットはなんとなく想像つくけど、メリットってなんだろう?中古品の特徴は基本的に新品とは対の関係にあります。詳しく見ていきましょう!
中古品にするメリット
- 低価格
すでに使用されていたものなのでもちろん新品に比べ圧倒的に値段が安く販売されています。購入時や部品交換時の費用を最小限に抑えたいという方にはぴったりですね。
- 生産終了後も手に入りやすい
新品は生産終了の段階で残っている在庫しか手に入れるチャンスはありませんが、中古品は今現在も使われている部品も対象になるので手に入れるチャンスは広がります。
中古品にしたデメリット
- 品質・性能が落ちる
新品に比べるとすでに使用され消耗している分品質・性能は落ちていることがほとんどです。故障のリスクも新品に比べると上がってしまうのでそれを理解した上での購入する必要があります。
- 保証サポートがない
上記の品質・性能が落ちるという面から故障した際の保証がつかないことが多いです。その分値段が安く購入できますがすぐに故障してしまうかもしれないのでその際にまた費用がかかってしまうリスクがあります。
- 査定に不利
同じく上記の品質・性能が落ちるという面から売る際の査定に不利になってしまう事が多くあります。一度売りに出されていたものを購入しそれをさらに売りに出す訳ですからその度に値段は下がっていきます。
オリジナル新品
3つ目はオリジナル新品です。
オリジナル新品って何?という人も多いはずです。
オリジナル新品とはメーカー純正品ではなく他社から出ている純正と同形状、同性能に製造されている商品です。カスタム車両などに取り付ける装飾部品などもオリジナル新品その1つです。新品だけどメーカーの公式商品ではない。純正品ではない。そんな認識でOKです!
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オリジナル新品のメリット・デメリット
新品だから品質に問題はない?純正品ではないから心配。でもその分安い?
様々な疑問があると思うのでメリットとデメリットを比較し、詳しく見ていきましょう!
オリジナル新品にするメリット
- 低価格
メーカーの純正品ではない分費用が2~3割程度低く販売されています。新品を安く購入することができます。純正品にこだわりがなければ問題無さそうです。
- 機能が優れている場合がある
搭載している機能やスペックだけを比べれば純正品よりオリジナル新品の方が優れている場合があります。しかし純正品とは違い色んな会社がそれぞれに製作しているので品質や性能のばらつきには注意です。
オリジナル新品にしたデメリット
- 保証サポートがない
純正品が故障やトラブルに遭った際には修理や交換などの保証が適応されますが、オリジナル新品の場合は保証対象外になることがほとんどです。会社によっては保証がついている場合もあるので確認してから購入するようにしましょう。
- 査定に不利
純正品に比べ売る際の査定が厳しくなります。純正品の方が信頼面や人気が高いという面から高く買い取ってくれることが多いです。
リビルト品
4つ目はリビルト品です。
リビルト品って何?聞き馴染みない言葉ですよね。
廃車や修理など使用済みの自動車から利用可能な部品を取り出し再利用された部品をリビルト品といいます。使用済みの部品は分解、洗浄、修理、検査の上、基準を満たしたものが再度組み立てられ最終検査を受けリビルト品として生まれ変わります。部品は使用済みですが一部消耗品は交換し機能には問題ないので新品に近い状態になります。
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中古品との違い
リビルト品についてなんとなく理解できましたか?
次は中古品との違いについて説明していきます。
1番の違いは使用済みの自動車から取り出した部品を再利用するまでに洗浄や検査などの過程があるかどうかです。中古品はリビルト品とは違い、取り出した商品をそのまま再利用します。よってリビルト品の方が高品質で、中古品には保証がつきません。
リビルト品のメリット・デメリット
リビルト品すご!無敵じゃん!と思ったそこのあなた、もちろんメリットの裏にはデメリットがつきものです。購入するにはメリットもデメリットもきちんと理解する必要があります。
リビルト品にするメリット
- 低価格
これはリビルト品の最大のメリットです。新品の部品に比べ約60~50%以下の価格で購入することができるので、品質を落とすことなく整備コストを抑えることができます。
- 品質・性能が良い
部品を分解し修理や洗浄、検査をクリアしたものだけがリビルト品として再利用されるので品質・性能は新品同様になります。
- 作業時間短縮
修理に新品を利用する際には、パーツの下処理や付属部品の組み立てから行います。しかしリビルト品の場合は付属パーツなどが付いてくるので修理の工程が短縮できます。
- 資源の有効活用
廃車からまだ使える部品を活用するので、廃棄物削減に繋がります。新品を作る場合に比べて資源量を削減できるので環境保全方法として注目されています。
リビルト品にしたデメリット
- 品質のばらつき
新品同様とは言え、やはり品質に多少のばらつきは出てしまいます。しかし中古品に比べるとそのばらつきは大幅に減少し、洗浄や修理の技術も上がっているのでさほど心配することは無さそうです。
- すぐ手に入らない
工場にすべての部品が揃っているわけではなく廃車や使わなくなった部品を取り出し利用するので、在庫が無い可能性もあります。また分解、洗浄、修理、検査を行うので取り出してから再利用可能まで時間がかかります。しかしその分品質は高く性能が良い物を手に入れることができます。
リビルト品との違い
リビルト品との違いは買い取った中古品から消耗している部品をオリジナル新品に取り替えていることです。買い取った製品の中には使えない部品もあります。その部品を取り除き残った部品に新たな部品を組み合わせることで新たな製品に生まれ変わります。
そのまま使用できる部品は洗浄や検査を通過しているので、新品に近い部品になっています。新品に近い部品とオリジナル新品を使用しているので品質や性能はほとんど新品同様です。メリット・デメリットはリビルト品の特徴とほとんど同じになります。
まとめ
DPFを交換する際どのタイプを選べば良いのか。それぞれの特徴やメリット・デメリットを比較してきました。新品、中古品、オリジナル新品、リビルト品どれが合っているのか。自分なりの答えは見つけられましたか?
・費用がかかっても品質を落としたくない方は新品と交換。
・とにかく費用をかけたくない方は中古品と交換。
・純正品ではないけど新品が良い方はオリジナル新品と交換。
・費用は抑えたいけど品質は落としたくない方はリビルト品と交換。
まとめるとこんな感じでしょうか?
愛車を長く乗るためにもそれぞれのメリット・デメリットしっかり理解して賢く無駄のない最適な購入ができるようになりましょう!