Contents
ファイターFK64Fの22年式
本日の洗浄記録は、三重県の運送会社様。三菱ふそうファイターFK64Fの22年式。
マフラー内にオイルが混入し、ディーラーより交換が必要とのこと。
交換費用は50万円以上と言われ洗浄で解決できるのか。とのご相談です。
もちろん、洗浄をすることでマフラー内のオイルはもちろんカーボンやアッシュも同時に洗浄することが可能です。
三重県から往復の送料は約1万円ほど掛りますが、弊社では全国どこでも送料を往復負担させて頂いております。
洗浄記録では、出来る限り分り易く画像をつかって説明させて頂きます。
それでは、宜しくお願い致します。
洗浄開始
DPF洗浄を開始していきます。
本日のご依頼品になります。三菱ふそうのファイターFK64F。
三菱ふそうのファイターは年式が新しいものは分解型がありますね。
重量は40キロほど。三重県からの送料約4300円。
もちろん往復の送料はコチラで負担させて頂きます。
マフラーからはかなりオイルの匂いがしますね・・・・。
↑からぶら下がってる棒は「差圧センサー」です。入口と出口の差圧を計測してくれています。
ご覧のとおり、ススで真っ黒になっています。 DPFドットコムでは、DPF分解費用・センサー・パイプ取り外しの費用は無料とさせて頂いております。
写真では分りませんが、分解した瞬間オイルに匂いが凄いです・・・。
内部にべったりと張り付いているのがオイルとカーボン。
酷いですね・・・。これだけオイルとカーボンがべったりと固着しているのは珍しいと思います。
一度マフラー内部で固着が始まると、どんどん広がっていきマフラーの空気の通り道をふさいでしまいます。
空気の通り道が塞がる事で、エンジンにも負荷がかかっていると思います。
ズームした画像です。0.5cmくらいカーボンが堆積しています。
恐らく、内部のフィルター内部も同じ状態かと思います。拭き取ってみました・・・・。
あまりに汚れが酷いため、先に通水して表面上の汚れをとっていきます。
と、思ったのですが内部の詰まりが激しすぎて通水すらできません。油分が強すぎて固着しているためでしょう。
数10分ほどかけて何度もしつこく通水していくと、ちょろちょろと下部から水がでてきます。
30分ほどかけて通水した結果・・・。通水だけでは全く歯が立ちません。
ディーラーや整備工場では通水洗浄を基本としていますが、通水では気休めにしかならないのが分りますね。
キャビテーション洗浄開始
洗浄装置にかけていきます。
弊社採用の特殊溶剤を使用して洗浄を行っていきます。
装置の下部から空気を送り込み、キャビテーション洗浄を行っていきます。
泡がはじける原理を利用して、内部の汚れを破壊していきます。
このキャビテーション洗浄は5時間ほどかけて行ってきます。
通水確認を行っていきます。
5時間後に一度装置から取り出して
洗浄装置にかけるだけで、固着していたカーボンが溶けだして取れているのが分かります。
反対側から通水することで、溶けだした大量のカーボンが出てきました。
どこを通水させても大量のカーボンが出てきます。
1時間かけて入念に洗浄を行っていくと、この90Lの容器3杯分のカーボンが出てきます。
これだけ、表面上に浮いているカーボンは滅多に見れませんね・・・。
再び洗浄機にいれ洗浄開始
酸化触媒も投入してキャビテーションを行っていきます。
洗浄液の水位を酸化触媒くらいの高さまで調整します。
触媒見えなくなりましたが、ちゃんと中にあります! このまま10時間キャビテーションを続けていきました。
翌日、洗浄機から取り出して通水させていくとカーボンはもちろんですが
凝固していたアッシュが溶けだしてきました。通常のスチーム洗浄や水圧洗浄ではとれきらないアッシュも、特殊な洗浄剤を使用することで取り除く事ができます。
翌日も大量のカーボンが出てきました。これだけ出ると気持ちが良いもんです。
一度、排水を流して(濾過後)容器の底を見てみると、アッシュが溜まっていました。
この後も何度も何度も、キャビテーション洗浄と通水を続け・・・・。
段々と排水も綺麗になっていき・・・遂に。
フィルターが貫通して、真水が抜けるようになりました。
通水確認が終了すると乾燥させていきます。
通水の後は、エアーガンで内部の水分を飛ばしていきます。
洗浄完了
洗浄後のエンジン側入り口
こちらは排気口側
フィルターも洗浄後はかなり綺麗になりました。
洗浄後のフィルター。表面から内部まで綺麗になっています。
ギトギトに固着していたオイルとカーボンも見えなくなり、しっかりと洗浄の効果が表れています。
このまま触媒を組んで配送させて頂きます。
おまけ
洗浄中に気づいたのですが、エンジン側入り口のフランジが割れていました。洗浄前の写真を見ても割れていない様子・・・・・・・・。
恐らく、微量の排気漏れはしていたでしょう・・・・。
こちらは、自社で溶接して完了です。
これで、エンジン入口センサー付近からの排気漏れも無くなりますね!一件落着です。
最後に
今回は三菱ふそうファイター洗浄でした。いかがだったでしょうか?
結果、今回の洗浄時間は40時間ほどかかってしまいましたが
DPFドットコムでは、責任をもって最後までマフラー洗浄をさせて頂きます。
中型・大型ともなるとDPFの交換費用は50万円以上かかってしまいます。
しかし、洗浄では82,000円(税別)のみ。
また、往復1万円ほどの送料も弊社で負担させて頂きます。
併せて、DPFドットコムではDPFを洗浄する際に、分解や差圧パイプやセンサーの取り外しを無料で行っております。
同業他社は、そのまま分解をせずに洗浄をしているようですが、
本当に洗浄のクオリティーを上げるのであれば分解・取り外しは絶対にするべきです。
恐らく、そこが同業他社との比較材料になるのではないでしょうか。
適当な洗浄をしてはいけません。
当たり前の事ですが
お金を頂いている以上は、責任をもって最後まで洗浄させて頂く事が大切だと感じます。