【2019年版】DPF問合わせ件数ランキングTOP3(大型トラック編)
DPFドットコムでは月間300件近いDPFのお問い合わせをいただいています。
- 整備をしても消えないDPFランプに困っている整備士の方
- ディーラーの高額な部品交換を宣告された運送会社の方
- 走行中に手動再生が頻発して仕事にならないユーザーの方・・・
お問い合わせの内容は車種も症状も様々です。
その中で、大型トラックについて過去500件中のお問い合わせが多かった車種をランキングし、各車種の特徴や注意点などをご紹介します。
*当社の経験を基にした偏った見解であることをご了承ください。
*価格は全て税別です。
第3位 いすゞ ギガ 13件
いすゞ ギガのDPDは通常3種類に分かれます。
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【三分割タイプ】 純正定価 ¥1,000,000 |
【ユニットタイプ】 純正定価 ¥590,000 |
【トラクタヘッドタイプ】 純正定価 ¥480,000 |
DPFドットコム 純正リビルト ¥227,000~ |
ご覧の通り、大型のDPFは税込100万円を超える非常に高額な部品になっていきます。
当社で取扱量が多いのは【ユニットタイプ】です。現行のものもほとんど同じような形状をしており、日野のプロフィアで使用されているユニットタイプとも酷似しています。
ギガは総じて溶損が比較的少なく、3割以下程度の印象です。
第2位 三菱ふそう スーパーグレート 19件
三菱ふそう スーパーグレートのDPFも大きく分けると3種類あります。
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【一体型】 純正定価 ¥1,426,000 など |
【三分割タイプ】 純正定価 ¥908,600 |
【トラクタヘッド】 純正定価 ¥451,000 |
DPFドットコム 純正リビルト ¥126,000〜 |
※三分割タイプの表示価格はDPF ASSYのみ。
※全て税抜価格
【一体型】は、酸化触媒のみの浄化装置ですが、純正定価¥1,426,000というDPFの中でも1,2を争う高額部品なのです!
【三分割タイプ】および【トラクタヘッド】のDPFはS iC材料を使用しており、一般に耐熱性、耐食性に優れ、熱伝導率も高いので溶損しにくいです。
DPF以外の部品に関しては、他社車両より車体重量があるため、足廻りの故障にも気を付けておくべきかもしれません。
第1位 日野 プロフィア 33件
当社では買取・洗浄依頼・リビルト品・オリジナル新品の全てにおいてプロフィア用DPRの取り扱いがあるため、相対的に取扱量が多くなっています。
日野では排気ガス浄化装置のことをDPR(ディーゼル・パーティキュレ―ト・アクティブ・リダクション・システム)と呼びます。
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【一体型】 純正定価 ¥550,000 |
【SCRユニットタイプ】 純正定価 ¥367,200 |
【トラクタヘッド】 純正定価 ¥408,000 |
DPFドットコム 【一体型・ユニット】 純正リビルト ¥294,000〜 |
DPFドットコム 【トラクタヘッド】 純正リビルト ¥227,000〜 |
DPFドットコム 【一体型・ユニット】 オリジナル新品 ¥276,000〜 |
DPFドットコム 【トラクタヘッド】 オリジナル新品 ¥238,000〜 |
※すべて税抜価格
そして、プロフィアは溶損確率が比較的高いです。コージェライト材料を使用したDPRフィルターは、熱伝導率が低いため、スス燃焼時に局所的な発熱を起こしやすく、溶損しやすいのです。
また、DPFの強度はギガなどに比べると機械的強度が弱く、触媒表面が荒れやすい印象です。
DPフィルターが排気圧で飛び出しているケースもよくあります。