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【DPF】錆びると穴が開く?排気ガス漏れにご注意!
目次
黒煙の原因は【DPF】に開いた穴?!
DPFは普段車体の外側、腹下になど、湿気や水しぶきにより常に錆びやすい環境におかれています。
今回ご紹介するキャンターDPF(品番:ME555982)は、シャーシの下に露出して設置されています。
ケース(外殻)の外側は遮熱板で覆われており、その間にはグラスウールが巻かれています。
グラスウールをはがすとケースの表面が見えます。
コチラのケース表面にぶつぶつとした窪みがあるのが分かりますでしょうか。
雨などの水分が遮熱板の隙間から侵入し、グラスウールに染み込むことで、長時間高温の湿気にさらされることでサビが急激に進行します。
ケース表面にぶつぶつとした窪みがあるのが分かりますでしょうか。
窪みの深さは大きいもので0.5㎜~0.7㎜ほどあります。
キャンターの外殻の板厚は(写真では少し小さく見えますが)1.5㎜ほどです。
0.5㎜~0.7㎜の窪みがある箇所は板厚1~0.8㎜ほどになっている計算になります。
このような状態でさらにサビが進行し、高温、高圧状態にさらされることで穴が開き、排ガス漏れを発生するのです。
排気ガス漏れのある状態ではDPF内の温度上昇が上手く行われません。
その結果、煤(スス)がたまっているにもかかわらず、自動再生が実行されないという不具合が出ます。
また、周囲に可燃物がある状態では高温の排気ガスが漏れることにより、火災の原因にもなり得ます。
DPFのセラミック素材も溶損などの劣化を起こし、チェックランプ点灯の原因になりますが、意外なところで、DPFのケース(外殻)も、サビによる腐食・排気ガス漏れによって不具合の原因になるのです。
錆びに浸食された外殻
正常な外殻
当社では「分解洗浄」を行うことで、このようなDPF不具合につながる小さな兆候も見逃しません!
職人による丁寧なDPF洗浄をご希望のお客様は是非、当社へお問い合わせください。