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DPFへのオイル付着は故障のサイン?交換必須のワケとは!

目次

オイルまみれのDPFは難易度「高」!!

DPFの洗浄をしていると、オイルだらけの触媒を洗浄するご依頼があります。

エンジンオイルなどは通常、微量に燃料中に混入しながら燃焼され、その燃えカスであるアッシュ(灰分)はDPFで捕集されます。

ごくまれに、DPFがドロドロになるほどの油分が排気に混入しているものがあります。

画像のようなオイル回りが起こると、DPF前段の酸化触媒にオイルがかぶさったような形になります。
その結果、触媒活性ができなくなり、うまくDPF再生が行えなくなるという症状が出ることがあります。

また、このようなオイルまみれのDPF洗浄をご依頼いただくことがあるのですが、セラミックの微細な隙間に入り込んだオイルを完全に除去するのは非常に難しく、洗浄時間も通常より倍以上(本当に中々とれません!!)かかります。

どうしてオイル回りが起きるのか、最も大きい原因は以下の2点になります。

1-ブローバイガスフィルターの目詰まり

ブローバイガスフィルターの目詰まりによりクランクケース内圧が上昇し、エンジンオイルが吸排気系に流入するため。

各社、整備項目の中でも最近ダントツで早期交換が推奨される部品です。

整備を怠るとエンジンが止まらなくなる“ディーゼルオーバーラン”など、危険な故障に繋がるのでこまめに交換しましょう!! 

価格相場:¥3,000〜¥7,000 
交換目安:大型車:100,000kmまたは1年
     中小型:30,000kmまたは6ヵ月

2-オイルダイリューション

DPF再生機能のため行われるインジェクターのポスト噴射で生燃料をシリンダー内に噴射。

その燃料の一部がシリンダー壁を伝ってオイルパンに侵入することでオイルダイリューションを起こし、増加したエンジンオイルがブローバイガス還流経路から吸排気系へ侵入するため。

オイルダイリューションを起こしている場合、オイルレベルゲージでオイル量を確認すると、規定量より多くなっています。

こうなってしまう前にオイル交換を行う必要があります。

また、使用するオイルは[DL-1][DH-2][C3]などの規格オイルから、車両に適合するものを使いましょう。そして、なるべく車両メーカー製のものがいいです。

価格相場:¥6,000〜¥16,000 (20L) 
交換目安:大型車:80,000kmまたは1年
    :中小型:15,000kmまたは6ヵ月

※ 日野の中型などは、フロントパイプやDPR-SCRシステム内で個別に燃料を噴射する機構を設けるなど、ポスト噴射を抑えることでオイルダイリューションの発生しにくい構造に変更されているようです。

いかがだったでしょうか?

オイル自体の劣化、フィルターの目詰まりは車両の使用・経年劣化により避けられません。

だからといってそのまま放置していると、DPFの早期目詰まりなど、他の高額部品にまで思わぬ部品の破損につながる原因になります。

繰り返しになりますが

●オイル系統
●フィルター系統

この2点は頻繁に点検・交換を実施することをおすすめいたします。

オイル回りで油べっとりのDPF!!
諦めてしまう前にDPFドットコムへご依頼ください!!

DPFドットコムはトラックに
発生するお悩みの問題解決に
尽力いたします!

大きなトラブルになる前に
ぜひ一度ご連絡ください!!

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