今回は日産キャラバンの洗浄記録となります。日産では、バネットに次いで洗浄依頼の多い車種です。
また、日産のDPFで比較してみてもこの「キャラバン」のDPFはサイズがかなり小さいです。これが直接的な詰まりの多い原因かなとDPFドットコムでは考察しています。
フィルターの表面積が小さい = 排気面が少なく、詰まりやすい
分かりやすく言うとこんな感じでしょうか。
正直、とても2953ccの排気が出来る大きさには見えないです・・・。とりあえず、洗浄にいってみます!
スペック
・車名 : キャラバン
・型式 : LDF-VWME25
・駆動 : 4WD
・エンジン : ZD30DDTi
全長 30cmほどの小さなフィルターです。日産バネットも同タイプですが、これの倍ほどあります。ちなみに、こちらはフィルターのみで酸化触媒は別付けで前段に位置しています。 当然、フィルターは真っ黒で焼けたような跡があります。この真っ黒なフィルターを洗浄していきます!ちなみにこちらが差圧パイプ。ここの詰まりが原因で誤作動をおこし、ランプが点滅するケースもございます。
こちらは洗浄のため、回りの装甲を外してみました。笑 なんかむき出しになってますね・・・。 洗浄機にいれて洗浄準備を行っていきます。 洗浄キャビテーションをスタートしました!内部から、炭化物がぐつぐつと出てきました・・・。 炭化物が剥がれてきました。ズームするとこんな感じです。詰まりが酷く、泡が上部まで上がってきません。5時間ほど掛けてキャビテーション洗浄を続けていきます。 一度通水していきます。かなりの炭化物が出てきました・・・。ちなみに、夜間作業となりますので画像が見にくいかもしれません。あしからず。特殊な洗浄剤を使用しているため、これだけドロドロの状態で出てきます。反対側からも通水を繰り返してフィルター内部に堆積した煤(スス)を除去していきます。 通水し続けると、ドロドロの水が透明になってきました。 サイド、キャビテーション洗浄にため洗浄機に投入していきます。 DPFドットコムでは、1つの触媒に対して洗浄時間を3・40時間は確保して洗浄しています。何年もかけて蓄積された煤(スス)やアッシュは数時間程度の洗浄で取る事はできません。 このまま翌朝まで8時間ほどかけてキャビテーション洗浄を続けていきます。 おはようございます!翌朝洗浄機から取り出して通水をすると、大量のアッシュが出てきます。 この、茶色の物体がアッシュ(エンジンオイルの燃えカス)と呼ばれるものです。これは、金属製の成分であり熱にはめっぽう強いため、焼けずに触媒内部に残ります。正直、炭化物ではなくこのアッシュが原因でフィルターは目詰まりを起こしているといっても過言ではありません。 このまま通水させていきます。30分ほどかけて通水させてもまだまだ出てきます。ズームするとこんな感じです。最終確認のため、洗浄機に再投入。完全に触媒が貫通したため、真白の泡が出てきました。 このように通常では除去が難しいアッシュでも、 DPFドットコム技術では洗浄再生が可能です。 泡が溢れるくらいフィルターのアッシュの除去に成功しました。真白な水が出てきました。最後に通水して作業が終了となります。 洗浄後のフィルター内部
最後に
いかがでしたでしょうか?
このようにDPFは洗浄し再生することが可能です。キャラバンのDPFは本体のみで15万円ほどのコストが掛かってしまいます。しかし、洗浄では64000円(税別)で洗浄再生が可能です。
これが上限価格となるため、詰まりが酷い場合でも追加料金は一切ありません。
DPFドットコムでは全国送料無料となっております。(沖縄・離島は片道送料無料)
DPFの詰まりや交換でお困りの方、通常では困難といわれるアッシュ・煤(スス)も一掃する、 DPFドットコム技術やノウハウをぜひご検討ください。