スペック
・車種:デミオ
(ABS有り・4WD・ターボ・SCBS)
・年式 【平成27年5月】
・車名 【デミオ XDツーリング】
・排気量・(燃料) 【1500cc(ディーゼル)】
・型式 【LDA-DJ5FS (6AT車)】
・走行距離 【35,035Km】
普段はトラックのDPF洗浄をメインとしている DPFドットコムですが、今回は乗用車の洗浄記録となります。
今回は、最近ご注文の多いマツダ デミオのDPF洗浄について触れていきたいと思います。
まず、デミオは今話題のクリーンディーゼルですね!しかし、ディーゼル車の永遠の課題であるDPFの詰まりはやはり今回も同じ・・・。
DPFは交換となると、工賃を含め最低17万円ほどの見積もりになるため大変高額です。
また、デミオのDPFを外し洗浄となるとかなりの時間と手間が掛かってしまうため整備工場やディーラーはいい顔をしないのもまた事実。
それでも、交換ではなく洗浄依頼を頂いているという事は、それだけユーザーはDPFに対するメーカーの対応に満足が出来ていないという事かな?と思います。
長くなってしまうので詳しい内容は、別記事で詳しく解説していきたいと思います。
前置きが長くなりました!それでは洗浄の様子を掲載していきます。
今回は奈良県からの洗浄依頼です。当店では、片道の送料を無料とさせて頂いているため着払いで送って頂いています。奈良県から岡山県まで1,620円でした。それでは、封を開けていきます。こちらがDPFの本体。全体が写った画像です。恐らく、DPFという言葉は知っても直接DPFを見た方は少ないと思いますので、写真を多めに掲載していきます。 差圧を計測するためのセンサーです。計3本のセンサーが付いています。左上の穴から下に向かってフィルターが構築されています。 エンジンから出る排気ガスがすぐに当たる部分です。 内部でススを燃焼しているとはいえ、3万キロの走行距離でココまで溜まるのだからビックリ。フィルターの反対側。キレイな空気の出る方向です。ごらんのとおり触ってもススは付かないほどキレイでした。恐るべし、フィルターの能力。 DPFドットコム開発の特殊溶剤を使い洗浄を行っていきます。デミオは特殊な構造のため、キャビテーション風景があまり撮影できませんでした・・・。あしからず。 写真のように、上から洗浄液を噴射していきます。下からはキャビテーションを行い煤(スス)やアッシュ分解していきます。洗浄時間はまちまちですが、全体で12時間ほどかかります。今回は6時間ほどかけてキャビテーションを行います。
通水確認
キャビテーションが終わると一度取り出して通水させていきます。フィルターの内部で溶けだした炭化物が一気に出てくるのが確認できると思います。 この小さいDPFから出たとは思えないほどの煤(スス)が出てきます。 ドロドロに溶けた煤(スス)が確認できます。詰まったDPFからは、平均してこの容器3杯分の炭化物が出てきます。 こちらはDPFの入り口付近の画像です。上部に浮いているのが炭化物、下部にオレンジ色で見えるのがアッシュ(エンジンオイルの燃えカス)です。 実は、このアッシュ。ディーラーやメーカーが行っているスチーム洗浄・高圧洗浄ではとることができません。従来の技術で煤(スス)は削除することが出来ますが、このアッシュをとることはできませんでした。 DPFドットコムが採用している国際技術を使うと、ガチガチに固着したアッシュや炭化物でも、破壊し洗浄する事が可能です。 DPF内の温度上昇では、アッシュは一掃することはできません。最終的には、写真の5倍ほどのアッシュを確認しました。これだけ出ると、洗浄していても気持ちがいいです。
キャビテーション ⇒ 通水確認 ⇒キャビテーション ⇒ 通水確認
キャビテーション後に通水したときに、真水が通るようになるまで洗浄を行っていきます。
洗浄後
DPFは交換ではなく定期的な洗浄メンテナンスで復活します。 煤(スス)まみれで何も見えなかったフィルターが、内部までしっかりと見えるようになっています。
DPFドットコムでは、DPFのつまりが解消されるまで責任をもって洗浄をさせて頂いております。この洗浄が、デミオオーナー様の何かのご参考になれば幸いです。
洗浄は、往復送料無料で58,000円(税別)でさせて頂いています。是非、お問い合わせください。