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三菱ふそう
DPFマフラーの詰まりの原因は砂…?三菱ふそうファイター洗浄
目次
DPFドットコムでリビルト触媒を作成した時の洗浄風景になります。通常の洗浄と洗浄工程は同じです。完全に空気と水の貫通が確認できた時点で洗浄は終了となります。しかし、洗浄してみると意外なものが出てきました!
スペック
・メーカー:三菱ふそう
・車種:ファイター
・積載量4トン
・型式:FK71RJ
・車両用途: 冷凍機三菱
・年式:2005(H17.6)
本日は三菱ふそうファイターの洗浄を行っていきます。
コチラがエンジン側です。エンジンから出た燃えカス(炭化物)が入口付近まで付着しています。
内部をのぞいてみます。真っ黒で何も見えない状態でしたが、フラッシュをたくとかろうじて内部が確認できます。
反対側にもびっしりと黒いススが付着しています。 洗浄を開始していきます。特殊な洗浄液を使い下側からキャビテーションさせていきます。内部の炭化物やアッシュに洗浄液を浸透させていきます。(作業時間:1時間)
キャビテーションを続けていくと、黒い炭化物がとけだして少しずつ外にあふれだしてきます。ココで一度取り出して通水させていきます。
1時間の間、洗浄液でキャビテーションすることで内部の炭化物が剥がれおちていきます。
真っ黒な液体が流れ出てきました。これは炭化物とアッシュです。
画像で、油分が確認できると思います。この油分と炭化物が混合することでDPFが詰まります。DPFの触媒の中で混合しガチガチに固まってしまうためです。
入念に通水させていきます。
もう一度洗浄を行っていきます。キレイな泡が出てくるまで丁寧に洗浄を繰り返していきます。
洗浄⇒通水⇒洗浄⇒通水 を繰り返していきます。12時間ほど時間をかけて洗浄を行います。 ↑の画像は洗浄から10時間後の画像になります。このように、触媒がの内部がキレイになるとキレイな泡が出てきます。ここで最後の通水確認を行っていきます。
何度も何度も通水させていきます。
真っ黒な水は一切でてこなくなりました。しかし、内部に堆積していた砂や炭化物が最後にでてきました。
砂の拡大画像になります。これは何年もかけてDPFの隙間から微量の砂が堆積することでこのような現象が起きます。
DPFは、アッシュや炭化物だけが詰まるものではなく意外と砂なんかも詰まっていたりします。砂はDPF内部で燃焼しきることが出来ません。たくさん堆積していくことで空気の通り道をふさいでしまいます。これが、詰まりの原因になることもあるんです。
洗浄後
これにて作業は完了となります。DPFのつまりの原因にはたくさんの理由があります。定期的な作業メンテナンスをすることで「触媒のつまり」は解消されます。ぜひお問い合わせください。