【DPF洗浄】大型バス「ガーラ」バス・トラックの故障で困ったらまず洗浄へ！

筒タイプのプロフィアの施工前の外観です。
同じ筒型のレンジャーに似ています。

カバーの溶接を切断し、DPFマフラー本体をグラスウールが覆っている様子が見えます。
このグラスウールは断熱性能が高く、DPF再生時の高温を外部に逃さない構造になっています。

グラスウールを外した状態のDPFマフラーになります。
ここから酸化触媒とDPFフィルターの位置に合わせて切断し、分解します。

切断後がこちら、左側が酸化触媒、右側がDPFフィルターになります。

通水検査をします。
この工程でDPF内部の溶損がないかを判断します。
今回は、煤(スス)やアッシュ(エンジンオイルの燃えカス)がかなり詰まっているようです。

煤(スス)やアッシュの詰まりは多かったですが、溶損は無しなのでこのまま洗浄で対応致します！

高圧洗浄で手洗いしていきます。
この工程では、通水で取りきれなかった煤(スス)やアッシュを除去します。

見えづらいですが、水の底に沈んでいるオレンジ色のものがアッシュになります。

弊社独自開発の薬品へ浸漬し、手洗いで取りきれなかったDPFフィルター内の煤(スス)やアッシュを分解します。

この工程と先ほどの洗浄工程を繰り返し、DPFフィルター内の煤(スス)やアッシュを完全除去します！

エアブローで表面と内部の水を、ある程度飛ばします。

ジェットヒーターで内部に残った水分を飛ばし、乾燥させていきます。
施工期間や気候によっては、DPFフィルター内の水分がわずかに残っている場合がございます。
DPFフィルター内に水分が残っていると、DPF再生時に水蒸気の白煙が発生します。
この白煙は基本的には問題ございません。
同じ白煙でもオイルの焼けた匂いがするものは、エンジンオイル漏れ等の可能性がございます。

分解の工程で切断した、酸化触媒とDPFフィルター部分を溶接でつなぎ合わせていきます。

画像は構造が同じギガのDPFになりますが、溶接後の様子です！

こちらも画像がプロフィアの箱タイプのものになりますが、筒タイプも同様に耐熱塗料を吹き付けていきます。

塗装剥がれを防ぐ為、赤外線ヒーターでしっかり耐熱塗料を焼き付けます

丁寧に梱包し、お客様のお手元にご返送致します。

大変長い工程説明にお付き合いいただき、ありがとうございます。
ガーラの洗浄作業工程はいかがだったでしょうか？

弊社はDPFを分解洗浄するため、非分解洗浄と比べ再生効果が高い物となっております。

ガーラのDPFマフラーは非常に高価な為、新品交換ですと100万円以上の見積もりになる場合もあります。

弊社の洗浄では基本料金92,000円(税別)で、往復送料込みになっております。

また洗浄で再生回復不能な場合は、新品よりも格段に安いリビルトDPFの販売も行っております。

DPFマフラーの詰まり・ランプの点灯などでお困りの方は是非、DPFドットコムへお問い合わせ下さい！！