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◆日産バネットのDPF◆バラバラに切断⇒修理⇒溶接⇒塗装 してみた
目次
今回の洗浄記録では、弊社で一番お問い合わせの多い、マツダのボンゴ,マツダのタイタン,日産のバネット,三菱のデリカの施工をご紹介させて頂きます。
こちらの車種は全て、OEMのため同じDPFマフラーの部品を使用しています。
これらのDPFは同一の工程で洗浄が可能です。
トラック・バスも含めて、すべてのDPFマフラーの中で一番詰まりやすいのではないでしょうか・・・。
そのやっかいな部品がコチラです!
そう・・・分解型(エルフ等)ならば、整備工場様・個人ユーザー様で洗浄可能ですが、一体型の触媒の洗浄再生は不可能と言われています。
ちなみに、入口・真ん中・出口に付いているセンサーで触媒内部の温度を計測しており、基準値より燃焼温度が上がらない等の不具合を監視しているセンサーです。
どこに何が詰まりの原因なのか
上記画像で簡単に明記しておりますが、このDPFという部分にアッシュ(エンジンオイルの燃えカス)と、煤(スス)(軽油の燃えカス)が蓄積し、詰まりが出ます。
DPFが詰まる=DPFランプが点滅・点灯します。
通常のスチーム洗浄などでは一切とれないような汚れも、弊社採用の特殊溶剤を使い、洗浄することでDPFは再生します。
また、DPFを再生することで燃費の向上も見込めます。
前置きが長くなりましたが・・・。
さあ、洗浄開始です!!!
こちらが今回洗浄分のDPFマフラーです。
エンジンの入り口(酸化触媒側)には大量カーボンが固着しています。
内部は真っ黒!
フィルターが目詰まりをおこしているのが、目視で確認できると思います。
~切断編~
8年前のDPFですが、わりと綺麗ですね。
それでは、解体・切断をしていきます!
まずはベルトサンダーでスポットを削っていきます。
見た目はただの点付けですが、物によっては全然溶接がとれない事もあります・・・。
これで表面上のスポットは削り終えました!
遮熱板をはずしていきます!
1枚めくると2枚目が出てきます。笑
なんと遮熱板が合計4枚もあるんです・・・・。
初めて解体する場合はここまでの作業で、2~3時間は掛かってしまいます・・・。
差圧パイプのすぐ横を上記画像のように切断していきます。
パカッと割れました。
DPF側も切断していきます。
位置を間違えると触媒を切ってしまうので注意しながら作業していきます。
個体差もあるのでかなり慎重に作業をしていきます・・・。
切断完了です!
こちらが酸化触媒側です。思ったよりも綺麗です!
こちらがDPF出口側ですね!
フィルターも綺麗で再利用可能です!
※おまけ 触媒が洗浄で再利用出来ないケース・・・・・。
こちらもボンゴのDPFです!
強制再生を繰り返しすぎて、触媒がボロボロに変わっているのが確認できます。
こうなると再生不可能です。
通常の洗浄店では「解体・切断」を行わないため、こういった触媒の劣化を発見しきれないかと思います。
こういったケースでもDPFドットコムでは、触媒だけ入れ替えてお客様へ納品をさせて頂く事が可能です!
~洗浄編~
触媒を通水させていきます!
詰まりが激しく、凄まじい勢いで逆流しております。
20分かけて丁寧に通水していき、表面上の煤(スス)を流していきます。
効果絶大の、対 ボンゴ/バネット/デリカ専用のオリジナルDPF洗浄剤に浸漬させていきます。
触媒を漬けこむだけで、反応し煤(スス)が溶けだしていきます。
液体が茶色く変化しているのが分かります。
こちらが、アッシュが溶け込んでいる様子。
5時間後がコチラ。真っ黒になっています・・・。
洗浄 ⇒ 洗浄剤に漬ける ⇒ 洗浄 ⇒ 洗浄剤につける ⇒ 洗浄
この工程を繰り返し何度も何度も、おこなっていきます。
ここで専用の中圧洗浄機を使い、洗浄をしていきます。
触媒の内部から、茶色の泡が出てきているのが分ります。
泡が切れると茶色の濃い液体がでてきました。
こちらが、容器の底に沈んでいた物体。
黒色=煤(スス) 茶色=アッシュ
アッシュだけ取り出してみました。
砂丘の砂のようにサラサラしているイメージ、さわり心地です。
こちらのアッシュですが、触媒の温度が600度に達しても一切燃焼しません。
ディーラーでの強制再生をしても絶対に焼ききる(DPFを綺麗にする)事はできません。
ズームの画像がコチラ。
特殊な洗浄剤を使用する事で、ヘドロのようにドロドロに溶けたアッシュが確認できます。
酸化触媒は軽く洗浄して終了です!
ここで、おなじみの通水チェックしていきます。
完璧に向こう側に水が抜けているのが分かると思います。
ちなみに、詰まっていると一切水が出てきません・・・。
こちらが洗浄後のDPFの通水の様子です。
洗浄が終了すると、エアーブローしていきます。
向こう側に噴き出しているのが確認できます。新品同様です。
時間を掛けて内部の水分を飛ばしていきます。
洗浄後の逆側の触媒出口です。
真っ黒で見えなかった中身まで見えるようになりました!
~溶接編~
サンダーの刃の幅分、全長が短くなっているため、調整していきます。
仮止めしていきます。
ぐるっと溶接が終了すると、遮熱板を取り付けていきます。
4枚全て取り付けが終了したら、仕上げのスポット溶接していきます。
こちらが溶接が完成したDPFマフラーです!
切断していた触媒とは思えない、クオリティーの高さですね!
耐熱・錆止めのスプレーを塗って、作業は終了です!
こちらが施工完了したお客様のDPFマフラー。
弊社では、ここまで丁寧に施工をさせて頂き、お客様へ納品させて頂きます。
料金も、往復送料無料で64,000円(税別)です。
圧倒的に安さで洗浄施工させて頂いております。是非ご検討ください。
DPFは洗浄で再生し復活できます。是非お問い合わせご依頼くださいませ。
※配送中のセンサーの故障を防ぐため、センサー類は脱着の際に外していただくことを推奨しています。
センサーの取り外しが難しい場合は、弊社で取り外させて頂いておりますのでご安心ください。