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【洗浄】三菱ふそう ファイターのDPFマフラー洗浄は82,000円!
目次
ファイターの触媒洗浄について
三菱ふそうさんのキャンターに並んでお馴染みのファイター。中距離輸送の礎を築いてきた、まさに令和も「戦うトラック」ではないでしょうか?
DPFドットコムでは、ファイターのDPFマフラー洗浄は毎日のようにお問い合わせ、ご依頼をいただいており、洗浄の実績と経験が最も活かせる車種のひとつです。
このサイトに辿りついたということは、以下の事でお悩みではないでしょうか?
1. DPFランプが頻繁に点滅する・消えない
2. 強制再生・手動再生が出来ない
3. DPFの新品交換費用が高い・・・。
三菱ふそう ファイター
・メーカー:三菱ふそう
・車種 : ファイター
・型式 : TKG-FK71FK
・エンジン型式 : 6M60
・年式 : H.23~31
令和元年現在、DPFの事がよく分からない方でも分かりやすく、出来るだけ写真を使って DPFドットコムの洗浄作業の様子を分かりやすくご説明させていただきます!
ちなみに、キャンター三分割タイプのDPFマフラー洗浄もほぼ同じ工程ですので、ご参考にして下さい。
それでは洗浄作業を開始していきます!
分解していきます
こちらが、ファイターのDPFです。3分割のアッセンブリです。
写真左の三角の方が酸化触媒で排気入り口側です。真ん中の筒がDPFフィルター、右側のラッパが排気出口です。
毎日頑張って働いてくれているだけに、汚れ方が渋いです。
まずは酸化触媒とDPFフィルターを分割です。
分割時は、ボルトナットが相当きつく締まっているうえ、錆などで簡単に緩まず、強力なエアインパクトを使用しなければなりません。
写真右が酸化触媒です。フィルター表面は綺麗ですが、筒の周辺はススの層で覆われて真っ黒です。
DPFフィルターの表面と周辺は薄いススで覆われています。
フィルター内のススやアッシュは多そうですが、表面蓄積状態では溶損はなそうと想定します。
DPフィルター後方は、ススもまわってなくきれいです。ラッパ、サイレンサーの中身はこんな形です。
可能なところはすべてバラします。フルオーバーホールです。
洗浄開始です
まずは通水確認です。
勢いは少しありませんが、ススとアッシュが多く詰まっているのが原因です。水の出の割れはありますが通りは良さそうなので洗浄再生は可能と判断できます。
完全分解洗浄を行うことで、DPDフィルターの状態把握を可能とします。
フィルター溶損・破損も多いので必ず分解して確認をします。
フィルター溶損とは・・・<こちらをご参考ください>
高圧洗浄機で初期洗浄していきます。約1時間、ある程度の詰まりを除去していきます。
高圧の勢いで泡立った感じに見えます。ススが大量に押し出されます。
初期洗浄後、独自で研究開発し使用している洗浄液層に3~5時間程度浸漬します。その後また違う洗浄液を一晩浸透させます。このあたりが DPFドットコムのノウハウです。
これによりフィルター内に残っているスス・アッシュの剥離を促進します
しっかり浸漬したら、高圧洗浄機にて本洗浄を行っていきます。
だんだんと朱色の濁った水になりました。大量のアッシュが剥離して出てきています。
DPFドットコムはケルヒャージャパン様ご協力ご指導のもと、プロ仕様で適正な高圧洗浄機を選定しています。
フィルターを傷めない水圧と広角、距離など DPFドットコムのノウハウがここでも活かされています。
ものすごい量の茶色い棒状のアッシュが排出されました。
オイルや燃料の燃えカスなのですが、掴むと崩れて少し硬い泥のようです。アッシュは強制でも燃焼しないので、これが一番の詰まりの原因と言えます。
このアッシュが出てこなくなるまでしつこく高圧洗浄をしていきます。程度によって、高圧洗浄→液浸漬→高圧洗浄→ を繰り返しています。
なお、洗浄液は水溶性で法的に安全な配合で使用しています。
洗浄廃水は専用ろ過槽にてろ過し、ススや固形物は汲み取って産業廃棄物で処理しており、環境配慮も怠りません。
濁りもアッシュも出なくなると、再度通水確認します。
洗浄前の通水状態からするとしっかりまとまって、遠くに綺麗に水が通ります。
フィルターが綺麗に再生された合図です。
長年頑張って働いてくれた体の周りも綺麗に磨いていきます。
エアーブローにてしっかり水切りをします。
そして、ジェットヒーターにてしっかりと乾燥させます。
この工程は非常に重要で、フィルターに水分が多く残ると取り付け後の急激な高温による水蒸気でフィルターが破損したという事例もあるようです。
分解施工をしているからこそ、そういった問題も防止できます。
差圧パイプがついている場合は詰まり確認・洗浄もきっちり行います。
酸化触媒の洗浄は非常にデリケートにおこないます。
DPFドットコムでは、洗浄機械や低圧でフィルター周辺の汚れを中心に軽く洗浄します。
酸化触媒は燃焼温度に大きく起因し、コーティングが剥離するとその機能が低下してしまいます。
胴体部分もきれいに丁寧に磨いていきます。程度によって手磨きやサンドブラスト、ウエットブラストを使い分けます。
洗浄後はこちらもしっかり除水し、乾燥させます。
計測確認
DPフィルターの風速確認を行っています。現在はデータ収集と基準作りのため、テスト機で行っています。
目視による通水確認と風速誤差データのダブルチェックを行います。
洗浄作業終了
フィルターも外観もきれいになりました。簡単そうに見えますが、すべてにおいてノウハウと技術が必要なのです。
非分解での洗浄でも一定の効果はあると思います。しかし、このフィルター間にせっかくとれた汚れが残ってしまいます。またフィルターの状態も確認できませんし、各フィルターの効果的な洗浄方法にも違いがありますが、それができません。
組付け
組付け作業の前に、フランジ面の研磨をおこないます。
綺麗にガスケット当り面を確保し、排気漏れを起こさせないための重要な工程です。
洗浄・研磨済みの、すべての部品がそろったら組付けを行います。
ボルト・ナット・ガスケットは新品にします。
これは基本洗浄代金に含まれます。排気漏れでお客様にご迷惑をおかけしないためです。
(ボルト・ナットは純正相当品を使用します)
インパクトと手締めでしっかりと締め付けた後、品質管理担当者によってトルクレンチで締め付けのダブルチェックを行います。
センサー取り付けネジの再生・確認が終われば完成です!
塗装・乾燥
マフラー用耐熱の黒またはシルバーで綺麗に塗装します。到着時の状態や車種、ご希望で判断しています。
赤外線ヒーターで半焼き付け状態にし、乾燥スピードと落ちにくい塗装を施します。
DPFドットコムは、もちろん一番優先すべきは洗浄再生です。そして出来る限りの安全対策とご納得いただける外観品質でお返しさせていただきます。
梱包・ご返送いたします
できるだけ丁寧に綺麗に梱包させていただき、お客様の元へお返しいたします。
最後に
大変長い工程説明にお付き合いいただき、ありがとうございます。
ファイターの洗浄作業工程はいかがだったでしょうか?
まだまだ説明しきれないほどの工程がいっぱいあります(笑)
DPFドットコムの技術を持ってすれば、DPFマフラーは新品に替えるのではなく、洗浄再生を大いに可能にします。
しかも、部品修理や付加価値もたくさんつけさせていただいております。
ファイターのDPFマフラー新品は非常に高価で、60万円以上の見積りになります。
DPFドットコムの洗浄ではここまで手入れさせていただいて基本料金82,000円(税別)です。
しかも往復送料込みです!(沖縄・離島は片道送料無料)
この機会に是非 DPFドットコムの洗浄を行ってみませんか?
また洗浄で再生回復できない場合は、新品よりも格段に安いリビルト品販売も行っております。
DPFマフラーの詰まり・ランプ点滅などでお困りの方は是非、DPFドットコムへお問い合わせください!!