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【マイクロバス】日野リエッセⅡ ◆DPFマフラー洗浄記録
目次
日野リエッセⅡ
今回は、日野のマイクロバスで人気のリエッセⅡのDPF洗浄記録です。
日野製という事もあり基本的には、ダイナ・トヨエースや日野自動車のデュトロなんかと同じ構造になりますね。
現在、洗浄料金72,000円(税別)で洗浄をさせて頂いております。
このリエッセですが、最近インジケーターランプが頻繁に点滅してしまい、常時点滅するたびに車両を止めて手動再生を行っていたようです。
常時点滅するたびに、15分から20分ほどの時間を要するため、かなり頭を悩ませていたとのこと・・・・。
また、このインジケーターランプが点滅すると150km以内に手動再生を行わないと、エンジンチェックランプが点灯してしまいます。
こうなると最悪です。
ディーラーへGO!という事になりますので、くれぐれも手動再生を行うようにしてください。
それでは、洗浄を行っていきます!
スペック
・車種 : リエッセⅡ
・型式 : XZB40/XZB50
・走行距離 : 35万キロ
DPFマフラー洗浄開始
純正トヨタのダンボールに梱包されていました。
このDPFは新品で40万円します・・・・。
前段にDOCがあるので、こちらがエンジン側の排気口です。
こちらは、排気口側ですね。
マフラー本来の消音機能が付いています。
全体写真です。
左から右に排気ガスが流れるイメージです。
エンジン側の入り口は煤(スス)で真っ黒になっています。
煤(スス)と油分が合体して、ガチガチに固着してしまっています。
他社は分解洗浄をしませんが、DPFドットコムでは分解して洗浄を行います。
こうやって分解していく事でDPFの詰まりや状態を把握し、状況に応じて洗浄の方法を変えています。
左が消音室。真ん中がDPFフィルター。右がDOC。
フィルターの入り口は咳込むほどの煤(スス)が固着していました。
開けるだけで煤(スス)がこぼれるくらい・・・・。
表面に付着していて空気の通り道をふさいでいます。
煤(スス)が空気の通り道をふさぐ事で、DPFの入口と出口で差圧が生じます。
これが、ランプ点滅の原因です。
もちろん、触るだけで手が真っ黒になります。
DOCのほうは、水洗いしていきます。
フィルターほど複雑な構造ではないので、30分ほどかけると洗浄が完了します。
DOCだけで、ここまで煤(スス)が出てきました・・・。
トヨタ製の洗浄で、ここまでの詰まりは初めてかもしれません。
フィルターを軽く水で洗って、すぐに洗浄機にかけていきます。
特殊な洗浄液につけ、下部からキャビテーションを行うことで内部の煤(スス)やアッシュを分解していきます。
このまま4時間かけてキャビテーションを行っていきます。
一度洗浄機から取り出します。
すでに、内部から溶けだした煤(スス)とアッシュが付着していきます。
触媒から飛び出している棒状の白い物体がアッシュです。
これは、エンジンオイルの燃えカスになります。
これが堆積することで空気の通り道が無くなりDPFランプが点滅します・・・。
表面は煤(スス)で内部はアッシュが詰まっているのがわかります。
ディーラーさんや整備工場さんでは、ここまでの洗浄をすることは不可能だといえます。
それでは、水圧で内部のアッシュや煤(スス)を押し出していきます。
すごい量の煤(スス)とアッシュが出ています。
この通水作業は非常に大事で1時間以上通水させました。
80リットルの入れ物2杯分の煤(スス)が出てきました・・・・。
真水が出始めたらまた、洗浄機に投入します。
洗浄液に再投入します。
下部からキャビテーションを行う事で、また煤(スス)が浮かび上がってきます。
内部で詰まってしまった煤(スス)を、溶かして破壊していきます。
このまま、約5時間ほどかけて洗浄を行っていきます。
次の日になりました。
ちなみに、洗浄工場は24時間営業です。
続けて触媒を通水させていきます。
このように、キャビテーション洗浄⇒通水⇒キャビテーション洗浄⇒通水
この作業を、詰まりが解消するまで続けていきます。
次の日になっても、まだまだ煤(スス)が出てきます。
このまま入念に、通水させていきます。
底にはたくさんのアッシュと煤(スス)が堆積しているのが分ります。
これが、すべて触媒に詰まっているかと思うと・・・・。
この後も洗浄を続けまして・・・・。
やっとその時がきました。
通水しても真水が出ています!
いろんな部分で貫通が確認できるようになりました。
ここまで来るのにお昼になりました!
しかし、貫通できて感無量です。
エアーガンで内部の水分を飛ばしていきます!
空気が気持ちよく貫通して、内部の水が噴き出しているのが確認できます。
DPFドットコムでは他社とは違い、通水確認+エアーガンで貫通を確認しています。
このように2重で確認することで洗浄の漏れを無くしています。
エアーガン確認を終えると、乾かしていきます。
左がリエッセⅡのDPFフィルター。右がデュトロのDPFフィルターです。
ついでなので、隣合わせてみました。
内径は同じでしたが、重さと高さがかなり違います。
やはり、同じメーカーだとしても、排気量の違いや年式によって微妙に違ってきますね。
洗浄後のDPFフィルター
洗浄後のDOCです。
こちらが、洗浄後の集合写真です。
煤(スス)やアッシュは一切見えなくなり新品同様に。
内部が確認できるほど綺麗になりました。
これで、新品同様の性能に戻りました。
DPFは交換ではなく、洗浄で新品同様の性能に戻ります。
是非、DPFドットコムへ洗浄のお問い合わせを!
DPFドットコムでは全国送料無料となっております。(離島除く)