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【洗浄】トヨタ ダイナのDPRマフラーのオーバーホール修理

目次

ダイナDPRマフラーの洗浄です!

日野自動車さんのOEMであり、デュトロと同じです。クセのない走りと安全性で、宅配などで女性がよく乗られてる印象です。令和時代も大活躍ですね。

ダイナ・トヨエース・デュトロ兄弟合わせると販売台数が非常に多く、DPFドットコムでもDPRマフラーに関するお問い合わせ、洗浄のご依頼やリビルト品の販売も絶え間なく続いております。

商品情報

メーカー

トヨタ

車種

ダイナ

型式

BKG-XZU508M など

エンジン型式

N04C

DPRランプ点灯でお困りですよね

お客様のほとんどが、DPRランプ点滅が頻繁に起こるようになり何度も何度も強制再生を余儀なくされ、困った挙句に洗浄のご依頼をされます。

基本的には自動再生でスス(カーボン)をDPフィルターの中で焼ききってくれるのですが、それはDPRマフラー内を高温で保って走行できている場合に限ります。

配送業などで街乗りが主体、ストップアンドゴーが多い車両はどうしてもマフラー内の温度上昇が足りず、ススが溜まりやすい状況になり、すぐに強制再生が必要となります。

またススだけではなく、アッシュ(オイルや燃料の燃えカス)は強制でも燃焼せず、溜まり続けるのでDPフィルターが詰まってしまう大きな原因とも言えます。

DPRランプが点滅した状態で走行を継続し続けると、エンジンチェックランプが点灯してしまったり、DPフィルターや排気系部品・エンジンの故障に繋がるので、絶対にDPRランプ点灯を無視しないようにして下さい。

「1時間ほど手動再生をしているけど終わらない」「DPRランプが消えない」というお客様からのご相談を頂いたことがあります。この場合は、DPR本体、センサーや差圧パイプ、排気バルブ等の故障も考えられますので、ディーラーさんやかかりつけの整備工場さんで診断されることをお勧めします。

前置きが長くなりましたが、これから DPFドットコムが行っている洗浄作業工程のご紹介をいたします!出来るだけ写真を多用し、分り易くご説明させて頂こうと思います。

それでは、よろしくお願いします!

分解・切断していきます

こちらが、ダイナの一体型(前期)DPRマフラーです。

写真の、車体吊り下げバンド右側付近を境に右側が酸化触媒(排気入り口側)・左側がDPフィルターで、フィルターを包むようにグラスウールの入ったカバーが巻かれています。

写真左が酸化触媒側、排気入口です。中がよく見えない程ススで真っ黒に覆われています。

右はDPFフィルター側、排気出口です。こちらも同じようにススで真っ黒になっいてます。エンジンから異常な量のススがでているようです。このような状態だと、殆どの場合DPフィルターの機能が終了していて、洗浄再生がほぼ困難となります。

まずはアウターカバーと吊り下げリングを外します

切断部分に丁寧に線引きしていきます。

切断部分にきっちり線引きしたら、グラインダー又はプラズマ切断機で各フィルター・部品に切断します。

切断面です。左が酸化触媒の排気出口側で、右がDPフィルターの排気入り口側です。

酸化触媒はうっすら、DPフィルターは積るほど真っ黒にススで覆われています。

ここまでだと、DPフィルターの内部溶損を疑ってしまいます。

DPFフィルター出口側です。裏側にもススが回っており、状態としては非常に悪いです。

切断することにより、フィルターの状態把握がより詳細になります。

洗浄開始です

まずは通水確認です。

勢いは少しありませんが、ススとアッシュが多く詰まっているのが原因です。水の出の割れはありますが、フィルター中心部でもしっかり通っているので洗浄再生を試みてみます。

切断洗浄を行うことで、DPRフィルターの状態把握を可能とします。

ダイナのDPフィルターは、洗浄ご依頼品の約7割内部溶損・破損していて再生不可になっているものがほとんどです。

フィルター溶損とは・・・<こちらをご参考ください>

DPFドットコムは、DPフィルター部をオリジナル新品に入れ替えたリビルト品を製作しており、溶損等で再生不可の場合は、ご相談のうえリビルト品で対応させていただいております。

リビルト品の詳しくは <こちらをご参考ください>

高圧洗浄機で初期洗浄していきます。約1時間、ある程度の詰まりを除去していきます。

すすが多量にでてきました。

初期洗浄である程度汚れた水が治まったら、独自で開発し使用している洗浄液に15時間程度(約一晩)浸漬します。

これによりフィルター内に残っているスス・アッシュの剥離を促進します。

しっかり浸漬したら、高圧洗浄機にて本洗浄を行っていきます。

写真では解りずらいですが、ススで黒く濁った水の底にアッシュが剥離して出てきています。

DPFドットコムはケルヒャージャパン様ご協力のもと、プロ仕様で適正な高圧洗浄機を選定しています。フィルターを傷めない水圧と広角、距離など DPFドットコムのノウハウがここでも活かされています。

大量に赤茶色の砂状アッシュが排出されました。

オイルや燃料の燃えカスなのですが、掴むと固い石膏のような感じです。アッシュは強制でも燃焼しないので、これが一番の詰まりの原因と言えます。

このアッシュが出てこなくなるまでしつこく高圧洗浄をしていきます。程度によって、高圧洗浄→液浸漬→高圧洗浄 を繰り返しています。

なお、洗浄液は水溶性で法的に安全な配合で使用しています。洗浄廃水は専用ろ過槽にてろ過し、ススや固形物は汲み取って産業廃棄物で処理しており、環境配慮も怠りません。

濁りもアッシュも出なくなると、再度通水確認します。

洗浄前の通水状態からするとしっかりまとまって、一直線にきれいに水が通ります。

フィルターがきれいに再生された合図です。

切断時は内部溶損を疑いましたが、洗浄再生できました。

エアーブローにてしっかり水切りをします。

そして、ジェットヒーターにてしっかりと乾燥させます。

この工程は非常に重要で、フィルターに水分が多く残ると取り付け後の急激な高温による水蒸気でフィルターが破損したという事例もあるようです。

切断施工をしているからこそ、そういった問題も防止できます。

酸化触媒の洗浄は非常にデリケートにおこないます。

DPFドットコムでは、機械で短時間、低圧でフィルター周辺の汚れを中心に軽く洗浄します。

酸化触媒は燃焼温度に大きく起因し、コーティングが剥離するとその機能が低下してしまいます。

写真にないですが、差圧パイプの通水確認・洗浄も怠りません。

洗浄後はこちらもしっかり除水し、乾燥させます。

カバー類もきれいに丁寧に磨いていきます。程度によって手磨きやサンドブラスト、ウエットブラストを使い分けます。

計測確認

DPフィルターの風速確認を行っています。現在はデータ収集と基準作りのため、テスト機で行っています。

目視による通水確認と風速誤差データのダブルチェックを行います。

洗浄作業終了

写真右が酸化触媒、左がDPフィルターです。乾燥後、軽くクリーニングするとこんなにきれいになります。

非分解での洗浄でも一定の効果はあると思います。しかし、このフィルター間にせっかくとれた汚れが残ってしまいます。またフィルターの状態も確認できませんし、各フィルターの効果的な洗浄方法にも違いがありますが、それができません。

溶接作業

本体溶接前に、腐食ボルト付け治し・フランジ面の研磨をおこないます。

綺麗にガスケット当り面を確保し、排気漏れを起こさせないための重要な工程です。

また、排気漏れしているベローズ(蛇腹)の治しも行っています。こちらはプラスの料金になりますので、洗浄ご依頼時にご相談ください。

腐食・折損による漏れが多い部品であり、脱落防止の安全対策としても必要です。

今回の車種は専用治具を使用して溶接作業を行っています。

写真は DPFドットコムのオリジナル新品フィルターをセットしています。洗浄再生フィルターもオリジナル新品フィルターでのリビルトも同じ工程です。

酸化触媒側、テール側の部品を位置決め固定後、仮付け→本溶接を行います。

熱ひずみも計算しつつ、お客様の目に触れる部分もありますので、慎重かつ仕上がりにもこだわります。 DPFドットコムは溶接の中でも非常に難しいMig溶接を行っています。

胴巻きが完了です。

DPFドットコムはパナソニック溶接機指導員様のご指導ご協力を受け、機材から設置細かい仕様にもこだわっています。しっかりとしたビードと超低スパッタを実現しています。

あとは、グラスウールとアウターカバーを元のように取り付け、溶接を行って完成です。

塗装・乾燥

マフラー用耐熱のシルバーで綺麗に塗装します。到着時の状態や車種、ご希望により黒もご準備しております。

赤外線ヒーターで半焼き付け状態にし、乾燥スピードと落ちにくい塗装を施します。

DPFドットコムは、もちろん一番優先すべきは洗浄再生です。そして出来る限りの安全対策とご納得いただける外観品質でお返しさせていただきます。

梱包・ご返送いたします

できるだけ丁寧に綺麗に梱包させていただき、お客様の元へお返しいたします。

最後に

大変長い工程説明にお付き合いいただき、ありがとうございます。

ダイナの洗浄作業工程はいかがだったでしょうか?

まだまだ説明しきれないほどの工程がいっぱいあります(笑)

DPFドットコムの技術を持ってすれば、DPRマフラーは新品に替えるのではなく、洗浄再生を大いに可能にします。しかも、部品修理や付加価値もたくさんつけさせていただいております。

新品交換では30万円以上の見積もりも、 DPFドットコムの洗浄ではここまで手入れさせていただいて

基本料金72,000円(税別)です。しかも往復送料込みです!(沖縄・離島は片道送料無料)

この機会に是非 DPFドットコムの洗浄を行ってみませんか?

また洗浄で再生回復できない場合は、新品よりも格段に安いリビルト品販売も行っております。

DPRマフラーの詰まり・ランプ点滅などでお困りの方は是非、DPFドットコムへお問い合わせください!!

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