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【DPF】溶損とは一体何なのか???溶損しやすい車種とは?

何らかの原因でインジェクターのポスト噴射による再生用燃料が過剰に供給され、DPF中で燃料およびススが異常燃焼することによりSiCなどのセラミック基材で作られたDPFが、融点を超えガラス状に溶けること。

それが溶損」です。

 

 

どうして溶損したらいけないのか

セラミックスの止まり穴でススを捕集しているDPFが溶損することにより、フィルターとしての機能を失い、黒煙や白煙などの有害な排気ガスをそのまま放出してしまうのです。

基準値を超えるPMを排出することにつながり、いざ車検の時に通らないという事態に陥ります。

強制再生を繰り返し行ったDPFは溶損している可能性が非常に高まります。

溶損を未然に防ぐためにも、自動再生が効かなくなり手動再生を求められるようになったらDPF洗浄およびインジェクターの整備(洗浄・交換)をこまめに行うことをお勧めいたします。

 

 

【注意】溶損の多い車種はコレ!

弊社の経験上、溶損の多い車種を列挙しました。

ただし、どんな車種であれ溶損は起こり得ます。

「排気の黒煙が多いなぁ」といった症状やマフラーエンドから火の粉が出ている場合など、溶損が疑われるときは早めの交換が必要です。

 

日野 レンジャー

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日野自動車の中型トラックとしてお馴染みのレンジャーですが、DPRの溶損が非常に多い印象です。

弊社に返却いただいているDPRのおよそ7割程度が溶損しており、大排気量のレンジャー(J07E、J08E)は特に溶損が多く、リビルト品は希少な状態です。

ポスト新長期以降のJ05Dエンジン系でも溶損がしばしば発生しています。

新品DPRと溶損したDPRを比べると…

違いが明らかですね。このように表面から10㎜ほど下部に溶損が集中しています。

 

クローズアップすると・・・

ガラス状に溶けており、隣り合う穴同士がつながっていしまっている状態がよくわかります。

マツダ ボンゴ

 

バネット、デリカ、タイタンなどで共通のDPFです。返却コアのうち6割程度が溶損しています。

 

エンド側から触媒を見ることができるのですが、写真赤丸のように明らかな穴が開いていることは稀です。

通常は黄丸のように溶損箇所が白くなっっていることが多いです。

トヨタ ハイエース

グランドハイエース

ハイエースも溶損が多い車種の一つです。5割が溶損しているイメージです。

表面で目に見える溶損はほぼ無く、内部溶損がメインになります。

判定には通水試験や針通し、風速試験などを用います。

通水試験で溶損箇所正常箇所を比べると水の通りが全く違うのが分ります。

内部溶損とは?

DPFの止まり穴は穴の底にあたる部分に5~10㎜ほどのがしてあります。

このセラミックの“栓”の部分は溶損しにくいため、通常はこの栓より内部のフィルター部分で溶損が発生します。

こような内部溶損は見た目では分りにくく、通水試験などにより判定しない限り判別できません。

一体型DPFの場合、分解なしで内部溶損の有無を特定することは不可能です。

 

DPFドットコムが一体型触媒に対しても必ず分解洗浄を行うのは、洗浄により復活し得ない、溶損個所の有無を判別するためなのです。

お客様のDPFの再生可否を正確に診断、状態の良い物のみを選りすぐってリビルト品を作成しています!

< “DPF洗浄の流儀” DPFドットコムはなぜ分解洗浄なの? >

     

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