いすゞ エルガミオの触媒の洗浄について
今回は、日野自動車のレインボーの洗浄記録になります。
DPFドットコムでは、乗用車やトラックや外国車だけではなく、バスのDPマフラー洗浄も行っています。
この日野レインボーですが、いすゞのエルガミオのOEMであり同じ構造をしています。
バス製造事業統合により完全にいすゞが生産をおこなっているため、DPマフラーはいすゞ製のDPDが採用されています。
エルフやフォワードやギガなどの触媒と同じ構造ですね。
日野レインボー
・車種 : レインボー
DPDマフラーの事がよく分からない方でも分かりやすくするため、出来るだけ写真を多く使用しています。
それでは洗浄を開始していきます!
洗浄開始
本日のマフラー洗浄はコチラです。サビがかなりひどいため、簡単にサビを落としてから作業を開始しました。エンジン側入り口部分はススで真っ黒になっています。 入口にカチカチに固まった煤(スス)のかたまりが確認できます。かなり苦労しました。3時間かけてボルトを外していきました。 DPDフィルターの入り口の画像。ススで真っ黒になっており、中心部分は茶色に変色しています。
黒色 ⇒ 煤(スス) (軽油の燃えカス)
茶色 ⇒ アッシュ (エンジンオイルの燃えカス)
違う角度から。こちらはフィルターの出口部分になります。触媒のフィルター部分で煤(スス)をキャッチしているため凄く綺麗ですね。洗浄機に投入していきます。 洗浄液を触媒の高さもで持っていきキャビテーション洗浄を開始していきます。煤(スス)やアッシュを溶かしていきます。真っ黒の煤(スス)が浮かびあがっていきました。 機械の下部から微細な泡を送り、触媒内部の汚れを一掃していきます。このまま、5時間ほどかけてキャビテーション洗浄を行っていきました。 一度装置から取り出して、通水し抜け具合の確認と汚れを押し出す作業を行います。溶けだした煤(スス)がたくさん出てきました。内部の汚れを水圧で押し出していきます。この作業を30分ほどかけて丁寧に行っていきます。もう一度装置に投入し洗浄を続けていきます。 どんどん炭化物や油分が溶けだしていくのが確認できます。 キャビテーション洗浄 ⇒ 通水確認 ⇒ キャビテーション洗浄 ⇒通水確認 を何度も何度も繰り返していきます。触媒が貫通してくると画像のように、泡の部分が大きく広がっていきます。
翌朝通水作業を行っていきます。何度も何度通水させて触媒の通り具合を確認していきます。この時点で、煤(スス)だけではなく違うものが出てきます。アッシュが確認されました。触媒から飛び出しているのがアッシュです。 通水した後の水が茶色く濁っているのが分りますでしょうか?これはアッシュと呼ばれるものです。このアッシュは熱に溶けない性質を持ちます。 よって触媒内部に何年も掛けて堆積し続けて空気の通り道を塞いでいます。容器の底に残ったアッシュ・・・・。 触媒の全体で貫通を確認できました。最終の通水は1時間ほどかけて丁寧に行っていきます。 真水が出てくるようになりました。どの部分からも真水が噴き出すようになりました。通水確認OKです。触媒が貫通しているのか確認方法として、エアーガン確認も行っています。
貫通している触媒ならば、触媒にむけてエアーを発射すると反対側から残った水分が噴き出してきます。この方法でも、貫通が確認できて初めて洗浄完了となります。この後に十分に乾燥させて、お客様にご返送致します。
洗浄後
最後に
トラックや乗用車問わず、ディーゼル車なら全て洗浄が可能となっております。DPF・DPR・DPDの構造は全て同じです。
中型のバスのDPDマフラー交換となると、60万円以上かかってしまいます。しかし、洗浄ならば82,000円(税別)となります。しかも往復送料込み。
DPFドットコムが行っているステイやボルト・ナットをはずし触媒の部位ごとに丁寧に洗浄していく分解洗浄は他社では絶対に出来ないクオリティーと言えると思います。
DPFドットコムでは全国送料無料となっております。(離島は片道送料無料)
DPRマフラーの詰まり・のランプ点滅や点滅などでお困りの方は是非、DPFドットコムへお問い合わせください。